断片

 重大事に備えた散髪を済ませ、念願の吉野弘の詩集を携え、帰宅してみると、過去からの伝言が・・・。

 電話を3本。過去の呻きやら背後に潜む恨みやらで僕は面食らったが、どうにかやり過ごし、思いを凝らす。

 

 アドラー心理学は、個人心理学とも言われる。Individual(個人)は、分割できない、最小単位という意味もある。

 アドラーは、精神と肉体、理性と感情、意識と無意識など、二元論に反対する。東洋思想そのもののような考え方だ。

 

 アドラー流にいえば、僕は「言ったこと、決めたことを守る」という課題に立ち向かう勇気が挫かれている。

自分の本当の課題がまだ見えていないのだろう。

  

 カツオ船漁労長・明神学武さんの仕事をNHKプロフェッショナルで見た。彼は5千万円の最新機器を駆使してカツオの群れをピンポイントで当てる。チャートで儲ける相場師のようだ。

 このような人たちから僕は「自分のこととして」学びたい。人を批判する道具としてではなく、自分が変わるため成功するために学びたい。

 

 妻にまた言われた。「あなたは自分には甘い。自分には優しい。」